そんな想いから、全ては始まりました。
花の再資源化活動を通じて 花・人・環境が繋がる。一つになる。
そんな願いを込めて。

花は、私たちの大切なシーンの数々を彩ってくれます。
しかし中には、店頭に並ぶ前にやむを得ず捨てられてしまう花たちがあることを知っていますか?
また、花屋さんに並んだ後にも花のアレンジや花束を制作する際、花達を支えた茎はカットされゴミになっていきます。美しいものを作るために余分なものが出てしまうことは仕方のないことかもしれませんが、捨ててしまうのはまだ水水しい植物。植物といえども、呼吸をする大切な命です。
このプロジェクトでは、これまで物流で、花屋さんで、やむを得ず捨てられてしまっていた花の再資源化を考え環境への貢献を図るとともに、「花=資源」という新しい概念のもと、花の命の大切さを広く発信していきます。
店頭に並ぶこともなく捨てられてしまう花を活かす方法として、一度役割を終えた花たちを資源と考え、その『資源花』の新たな活用に向け取り組んで参ります。
「花×人×環境」。花の再資源から始まる、素晴らしいが輪が広がりますように。

Flower Ring

「環境のために何かしたい」、そのきっかけや機会を日常生活の中で提供する。

「花=資源」という花の新しい常識の創造し、花に敬意を。

大切な自然環境を守るための活動を作り、環境保全に貢献し続ける。

Flower Ring

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福寿満希

1989年生まれ。石川県出身。
順天堂大学卒業後、アスリートマネジメント会社へ就職。
高輪プリンスホテルの展示会へ出展した作品をきっかけにオフィス装花を依頼され、それを皮切りに花の仕事をスタート。後にフローランガーデン株式会社(現:株式会社LORANS.)を設立し、フローリストとなる。
オフィス装花、ブライダルフラワー制作、花屋での業務などで様々な仕事を経験する中で、「ゴミとして廃棄される花や茎を、資源として再び活用したい」と考え、Flower Ring -花の再資源化Project- を始動させる。

Flower Ring -花の再資源化Project- にかける想い

花の仕事をしてる中、いつも違和感を覚えていたのが、不要と判断した花茎部分を“ゴミ”として捨てている自分と、それが“当たり前”とされている現場の様子。花茎を捨てる際、水分を含んだその重みに植物たちがまだ呼吸している事を感じ、次第に目の前の“当たり前”に疑問を抱くようになりました。元々は茎も含めて“1つの植物”である花を、人が必要に合わせて切り、切り落とした瞬間から“ゴミ”と判断しているだけなのではないか。なかには、売場に出る前段階でやむを得ず捨てなくてはならない花もあります。私自身、弱った時に花に力をもらった経験があり、ただただ見過ごすことができませんでした。

「花や茎を、最後まで大事にしたい。」
そんな想いから調査を始め、“茎には繊維が存在し、そこから紙を作る事が出来る”という可能性と事実にたどり着き、『廃棄花』を『資源花』として再利用し、社会に還元させていくためのプロジェクトを開始しました。
「花=資源」という新しい概念の元、花・人・環境が繋がって出来る“Flower Ring”を創り、素晴らしい輪が広がっていくよう発信し続けていきたいです。